海に近いキャンプ場は山のキャンプ場とはまた違った景色を見ることができ、虫も比較的少ないことから人気があります。
しかし、山と違って海に近いキャンプ場のキャンプサイトには特有の注意点があります。風が強く、また地面の土質も山とは異なるので事前準備が重要なんですよね。
海の近くでのキャンプをする際に注意すべきことと持っておくと便利なものについてまとめました。
海に近いキャンプ場で注意すべきこと
地面が砂でペグが刺さりにくいことが多い
海に近いキャンプ場では、キャンプサイトの地面がサラサラの砂であることが多いです。砂だとどうしてもペグがしっかりと刺さりにくく、刺さっても抜けやすいのでテントやタープをしっかりと張っておきましょう。
抜けにくいプラスチックタイプのペグを使ったり、土のうを置いてペグが抜けるのを防いだりするのも一つの手ですね。
風が強いのでテントや物が飛んでいきやすい
海の近くは風が強いため、テントやタープのように風の影響を特に受けやすいものは飛ばされないように注意が必要です。
また、テントやタープを設営する際にも手早くペグを打つように意識しましょう。
一般的に海側から風が吹くことが多いので、テントを立てる際は出入り口を海側以外にすることで風によるテント内への砂の侵入を防ぐことができます。
夏は暑さ対策を考える必要がある
キャンプ場が砂防林の中にある場合はまだ良いのですが、周りに木など陰になるようなものがない場合は暑さ対策が必須となります。また、砂が日光に照らされて熱を持つと地面からの暑さもあります。
テントの下にはグランドシートを敷いたり、風通しの良いタープを設置するなどして対策しておきましょう。
満潮時に海面が近くまで来ないことを確認しておく必要がある
砂浜でキャンプをする場合には、潮の満ち引きで海面がどこまで来るのかを確認しておきましょう。
潮が満ちた時の海面の目印となるものは流木やゴミなどが漂着しているところです。漂着している場所よりも上でテントなどを張るようにしましょう。
波が高い日や高潮の場合はさらに余裕を持った場所に設営することをおすすめします。
潮汐表を見ることで満潮の時刻が分かるので、キャンプ当日までに確認しておくと良いでしょう。
海に近いキャンプ場を利用する際に持っておくと良いもの
土のう袋
土のう袋に砂を詰めることで、テントやタープのペグが抜けるのを防ぐために使うことができます。
合わせてスコップもあると、土のう袋に砂を詰め込んだり、ペグを刺すときの穴を掘るのに使えたりできるので便利です。
グランドシート
砂の上にテントを立てる場合、砂が日光に照らされて熱を持っているとその熱をテントが直接受けるため地面と接している床含めてテント内が暑くなります。
それを防ぐためにもグランドシートがあると良いでしょう。グランドシートは普段のキャンプでもあると便利なので持っておくべきですね。
グランドシートはテントのサイズにあった頑丈なものが理想ですが、ホームセンターに売ってあるようなブルーシートでも代用することはできます。
ビニール袋
潮風や砂ぼこりを被るとまずい電子機器や食品を入れておくことができますし、砂を入れて土のう袋代わりにも使えます。
また、ゴミ袋としても利用することができますね。取手のついているタイプの袋だとテーブルの脚などに巻きつけることができるので、風で飛ばされることもなく安心です。
海でのキャンプは山でのキャンプ以上に事前準備が大切
山でのキャンプでは急な天候の変化や動物・虫への対策が主にありますが、海はそんな山以上にキャンプがやりづらい環境です。
ただし、事前準備をしっかりとしておけば快適にキャンプすることができます。持ち物と設営の際の注意点を確認し、当日のキャンプに備えておくと良いでしょう。
