テントを張らずにキャンプをしたい時や、気軽にタープを張りたい時にはカーサイドタープが活躍します。車中泊時には居住スペースを広げることができますし、ただタープを張るだけでも設営がしやすく楽です。
ただ、車によって車高や車長が違うので、カーサイドタープは車種によって適している製品が異なるんですよね。カーサイドタープは種類も多いので、選び方を知っておかないと希望通りの使い方ができない可能性があります。
カーサイドタープの選び方について紹介していきます。
カーサイドタープとは
カーサイドタープとは車の横や後ろに張るタープのことで、車内の居住空間をさらに広くする用途で使われます。
車を支柱として設営するため、ポールを立てる必要はなく設営が簡単なことから、気軽に使えるタープとして人気があります。
カーサイドタープを選ぶ際のポイント
カーサイドタープはそれぞれ形状や大きさが異なるため、選ぶポイントを抑えたうえで購入すべきです。
カーサイドタープを購入する際には以下の3点のポイントを重視しましょう。
- 目的に合った形状のタープを選ぶ
- 車のサイズに合ったタープを選ぶ
- 耐水圧を確認しておく
目的に合った形状のタープを選ぶ
カーサイドタープはおおまかに分けると2種類あります。一つは日光を防ぐ目的で使うものと、テントのような形で居住空間を広げる目的で使うものです。
さらに、カーサイドタープには以下のような種類のものがあります。
- シェルター型タープ
- リアゲートタープ
- ヘキサタープ
- レクタタープ
シェルター型タープ
その名の通り四方を覆うタイプのタープのことです。
周囲の視線を遮ることができ、風にも強いことがメリットですね。フレームを入れて車の側面に立てかけるようにして使うので、組み立ても簡単で安定感があります。
リアゲートタープ
リアゲート(車の後方の扉)にかぶせるようにして使うタープのことです。
注意点としては、リアゲートが観音開きタイプの車や横開きタイプの車では使えないことですね。あくまでも跳ね上げタイプの上に向かって開く車でのみ使用できます。
ヘキサタープ
六角形型のタープのことで、カーサイドタープだけでなくタープとして一般的な形です。カーサイドタープ専用のものは少なく、キャンプ用タープとして販売されているものを使うことになりますね。
一辺を車体に固定するようにして設営しますが、ヘキサタープはその形状ゆえに設営は少し大変です。
ただ、見た目の面でも他のカーサイドタープよりもオシャレに見えるでしょう。
レクタタープ
正方形または長方形の形をしたタープのことです。
一辺を車体に固定して、2本の脚で反対側を支える構造になっており、安定感はあり設営しやすいです。カーサイドタープ専用のものが多く売られていますが、タープにも同様の形のものはよくあるので代用は可能です。
上からの日差しは防げますが、風は筒抜けなので注意が必要です。
車のサイズに合ったものを選ぶ
当然ですが、軽自動車と普通乗用車では車体の大きさが全く異なりますよね。それぞれの車に合ったタープを選ばなければ、タープが安定しなかったり、タープと車との間に余計な隙間が生まれる原因となります。
軽バン専用のタープやSUVなどの大型車向けのタープなど、様々な車種に合わせたカーサイドタープが販売されています。まずは、車検証などから自身の車の車高と車長を確認して、タープのサイズと照らし合わせながら選ぶと良いでしょう。
耐水圧を確認しておく
屋外で使用するため雨天時の対応力の目安となる対水圧についても気をつける必要があります。
耐水圧が300mm程度だと小雨、10000mmだと豪雨にも対応できるというのが一つの目安になります。ゲリラ的に豪雨が降ることも多いですし、山のキャンプ場は特に天候の変化が激しいので強い雨にも耐えられるタープである方が好ましいでしょう。
カーサイドタープがあればキャンプの幅が広がる
テントを設営しないで車中泊スタイルでキャンプをやったり、風を通さないタープが好ましい冬には特にカーサイドタープが活躍します。あとは、ちょっとしたデイキャンプでも使いやすいですね。
カーサイドタープは車を一つの支点として使うので、設営の手間が少ないのが大きなメリットとしてあります。車の真横にタープがあることで風もしのげます。
オートキャンプ場でなければ使えないのはデメリットですが、タープとして自立して設営できるものであれば車がなくても使えます。
カーサイドタープを使って設営すると、快適なキャンプになること間違いないでしょう。