キャンプ場にはよく「AC電源利用」のオプションがあります。オートキャンプ場だと別途料金がかからず利用できる場合もありますね。
もし電源サイトを利用する際、何も準備していなかったら「せっかく電源があるのに使えない」といったことが起きる可能性があります。
そんなことが起きないために、電源サイトがあるキャンプ場を利用する際に必要な持ち物について紹介しますね。
電源があるキャンプ場で確認したいこと
結論から述べると、電源サイトを利用する際は必ず「防雨型延長コード」が必要になります。屋内で使う一般的な延長コードではなく、屋外専用の丈夫なコードですね。
防雨型延長コードの種類や他の必要な持ち物を判断する上では以下のポイントが重要になってきます。
- サイトごとに電源が設置されているか
- 電源からサイトまでの距離
- 何ワットまで使用可能か
サイトごとに電源が設置されているか
キャンプ場によってはサイトごとに電源が設置されていないところがあります。その場合は他のサイトと共用するようになっていたり、電源が利用できるサイトが限定されていることもあります。
サイトごとに電源があるかどうかを事前に確認しておき、サイトの区画を指定する際には電源が使いづらくないかを聞いておくと良いでしょう。
電源からサイトまでの距離
サイトごとに電源が設置されていることが多いですが、中にはサイトの外に設置されている場合もあります。その場合、テントまで電源を持っていくのに延長コードの長さが足りない可能性があるんですよね。
なので、電源からサイトまでの距離が離れているようであれば、事前にどれぐらいの長さの延長コードがあれば大丈夫かを確認しておくと安心です。
何ワットまで使用可能か
キャンプ場によっては使用可能なワット数が決められていることがあります。使用可能なワット数は電源サイトの利用時に必要な持ち物には関係ありませんが、電源で利用できる家電や機械が限られるため注意が必要です。
電源が他のサイトと共用の場合は使用可能ワット数が特に少ない場合があります。電力を使いすぎて超えてしまうと他のサイトの方にも迷惑をかけることに繋がるので、気をつけましょう。
電源サイトを利用する際に必要な持ち物
電源サイトの利用時に必ず必要な持ち物は「防雨型延長コード」ですが、他にも持っておくと便利なものがあります。
- 延長コード
- ゴム手袋
- ライト
防雨型延長コード
サイトに電源が設置されているキャンプ場であれば、10メートルあれば十分に足りるでしょう。ただ、サイトから電源までに距離がある場合は15メートルから20メートルあると安心です。
防雨型延長コードは一般的な屋内用延長コードに比べて線が太くてかさばるので、必要以上の長さを買うと運搬が大変です。必要な長さのものを購入しましょう。
また、コードの色は黒ではなく黄色のような目立つ色がおすすめです。黒色のコードだと夜になると見えずに足がかかってしまう危険性があるからです。
延長コード
防雨型の延長コードにコンセント差込口が複数ついている場合には必要ないかもしれませんが、一つしかついていない場合はさらに延長するためのコードがあると便利です。
その場合の延長コードは屋内用でも大丈夫ですが、少しでも濡れてしまう可能性がある場合は防雨型のコードを使いましょう。
追加で延長コードを使う場合には、タコ足配線にならないように注意しましょう
ゴム手袋
晴天時は必要ありませんが、雨によって電源コンセント周りや自身の手が濡れている状況でコンセントの抜き差しをすると感電の恐れがあり危険です。
ゴムは電気を通さないため、手やコードが濡れている状況ではゴム手袋を装着すると安全に抜き差しすることができます。
ライト
延長コードは夜になると見えづらくなるので、コードに足が絡まって転倒や怪我をする危険性があります。
足元を照らすためのライトがあれば夜でもコードの位置が見えるので安心です。ランタンではなかなか広範囲を照らせないので、投光器のようなものがあると良いでしょう。
【まとめ】防雨型の延長コードは必須
キャンプ場によっては電源を利用すると延長コードも無料で貸し出してくれる場合がありますが、ほとんどが持参必須なので必ず準備しておきましょう。
延長コードはかさばりますし、電源のあるサイトを探したり、持ち物を準備するのがめんどくさいなら「ポータブル電源」を使うのも良いですね。電源サイトをオプションで利用すると500円~1000円ほどかかりますし、長い目で見るとポータブル電源の方が利便性も良くお得です。おまけに災害時にも重宝するので、キャンプ時の使用に加えて一石二鳥ですね。